「即位礼正殿の儀」が22日午後、国事行為として皇居・宮殿「松の間」で執り行われ、天皇陛下は玉座「高御座(たかみくら)」に立ち即位を内外に宣言した。古式装束「黄櫨染袍(こうろぜんのほう)」を着た陛下が高御座に上(のぼ)り、皇位のしるしとされる「三種の神器」のうち、剣と璽(じ/=勾玉 まがたま)が、国の印の「国璽(こくじ)」と天皇の印の「御璽(ぎょじ)」と共に高御座に置かれた。皇后さまは十二単(ひとえ)姿で隣の「御帳台(みちょうだい)」に立った。[ 神奈川新聞 2019.10.23 付け ] 【 天皇陛下のお言葉 】 先に、日本国憲法および皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。 上皇陛下が30年以上にわたるご在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心(みこころ)をご自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。 国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって、わが国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。 |
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