スペイン便り   

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ブログ《マドリーの恋人》
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2012/03/05
  もう咲いてしまったアーモンド ( 続編 )
 そして、今年のオマケです。公園はキンタ・デ・ロス・モリーノス」と言う立派な名前です。訳すと「風車の別荘」。風車と言っても、あのドン・キホーテが立ち向かった、小麦を引くための大風車ではなくて、「かざぐるま」です。果実園だったので、井戸から水を汲み上げる為の小さい風車です。それが2基あります。写真でも分かるように、ハネは最近付け替えたのか、アルミのように光っています。当時は支柱のように、鉄板に塗装したものだったのでしょう。その前は木の板だったと思います。
#27-1 #27-2

2012/03/05
  もう咲いてしまったアーモンド
 三寒四温を味わいながら、日本の梅はほころび始める。この冬のマドリードは一寒六温だったので、3月になったばかりだと言うのにアーモンドが一斉に咲いてしまった。慌てて写真を撮って来ました。毎日ウォーキングする近くの公園は今は公開されているけど、その昔は個人の果実園だったので、アーモンド、オリーブの木がふんだんに残っている。スペインの春は何と言っても、このアーモンドの花です。4月や5月のアマポーラ(ケシ)はもう初夏ですね。ただ、このアーモンドは外で眺めて、香りを楽しんでる分には至極スペインです。ですが、スケッチをしようとこれを折って部屋に活けたが、余りにも強い香りに窓を全開したら、蜂が群がった。アーモンドは写真で味わって下さい。スペインの中央部は雨がふらないので、畑の作物被害が出ているが、水不足で咲いたアーモンドも例年よりは花が小さいみたいです。マドリードの飲み水は心配無いけど、このままでは強烈に熱い夏がきそうです。また、ビールで太るでしょう。トミオ
#26-1 #26-2 #26-3

2011/09/18
  個展 「 びっくり風 」
#25-1
25-2
  「 びっくり風 」
  大震災だった。
  でも春風は吹き、サクラ風も吹いた。
  汚染風も吹いて、節電の夏風も吹いた。
  あの扇風機が蘇って、恒例の台風も来た。
  半年間に祖国ニッポンにはびっくり風が一杯吹いた。
  それでも、ちゃんと秋風が吹く月になった。
  当たり前の四季がこんなに愛おしいとは思わなかった。
  冬風が吹いたら、良い新年風が吹くように祭りましょう。
  2011年、秋風のマドリードにて  ヤマダトミオ
二見先生、クラスメートの皆さんへ。
 マドリードから健やかなる先生にお祝い申し上げます。
残念ながら、先生の傘寿のお祝いには間に合いません。今回は特別な意味でも、皆さんと杯を交わしたかったのですが、本当に残念です。ですが、10月20日(木)~11月1日(火)の個展の会期中は毎日画廊に居ますので、是非足を運んで元気な顔を見せて下さい。30年近くお世話になった紀伊國屋画廊ですが、今回が最後の個展になります。本当に良い画廊でした。皆さんもどうぞヤマダトミオの作品だけではなく画廊も鑑賞して頂き、別れを惜しんで下さい。新宿の文化の灯火がまた一つ消えるのは寂しい限りです。今年は、個展タイトル「びっくり風」がピッタリするほど、驚くことが多い年です。個展案内状は10月上旬には皆さんのお手元に届くと思います。

2011/05/14
  ロルカの地震
 東北大震災には度肝を抜かれたけど、スペインで地震の死者が出るとは思わなかった。マドリードは全くと言って良いほど地震はないが、建物が壊れる程度の地震はスペイン南部では起こる。マドリードから500キロ位離れたグラナダ、ムルシア、アリカンテなどの地中海側は昔から地震が起こる土地です。ロルカはムルシアにあり400年前!に大きい地震があったという話です。スペインでも一応地震対策の建築基準はあるけど、誰でも、やっぱりスペイン、だと思う。3人の死者、重軽傷200人が出たロルカ市は人口9万人程度だけど、1万5千人が家を失った。最初の震度4の地震の一時間後に震度5の地震が来て、建物が崩壊したようです。その下敷きになった住民が亡くなりました。地震の規模としては東北大震災の100万分の1ですが、ロルカは遺産観光で食っている町なので、古い聖堂や崩れかかった城郭が多い。築8年足らずのマンションもぺっしゃんこになったので、まだ17年のローンが残っている住民の怒りは、やっぱり、建築業者へ、ですね。
 災害が起こった時には日本人の100倍のジェスチャーで嘆くのがスペイン人ですが、立ち直るのも100倍速いです。ロルカの人々は、来週はバルで地震話を肴にワインを飲んでますよ、きっと。津波も原発事故もなかったのは幸いでした。
2011/02/11
  個展のお知らせ
 クラスメートの皆さん、お元気ですか?この冬は本当に寒さが厳しかったマドリードです。アーモンドがつぼみを付け始め、やっと春らしい暖かさになりました。  まだ2月なのに、秋の話になりますが、紀伊國屋画廊のヤマダトミオ個展は10月20日~11月1日です。その時に二見先生、クラスメートの皆さんと再会できるのを楽しみにしています。今は制作に追われています。その合間に近くのワイナリーに行ってきました。  セブレロスと言う村で、昔からアルコール度数の高いワイン造りで知られています。マドリード近郊だけが取り柄で、世界的には認知度0です。洗練度も0なので、しゃれた料理には合いませんが脂っこい腸詰めなどに合います。そのセブレロスの隣村がエル・ティエンブロで、写真はそこの教会の屋根に住み着いたコウノトリです。昔は北アフリカとスペインの間を行ったり来たりしていた渡り鳥ですが、現在はスペインに定住してしまいました。世の中は鳥まで怠惰になりました(もう定年退職したのかも知れませんが・・)。
 左【 コウノトリ 】/中【 セブレロスの中央広場と教会 】/右【 エル・ティエンブロの広場 】
#23-1 #23-2 #23-3

2010/09/22
  再びヴァジャドリ
イノシシのカルパッチョイワシシカドングリをあさるイノシシブドウ園角の女の子たち祭りの人出酒蔵飾り窓
#21-1 #21-2 #21-3 #21-4 #21-5 #21-6 #21-7 #21-8 #21-9
 スペイン暦では今日、9月22日から秋です。日本も厳しかった残暑も過ぎ去り、クラスメートの皆さんも「ヤレヤレ」と初秋を味わってる頃と思います。マドリッドも酷暑だったので、8月半ばに突然、パソコンが壊れました。ガァガァとハードディスクが喚き始め、ブゥ~ンとパソコンの換気扇も猛スピードで回り始め、画面が真っ青になり「オーバーヒート」の文字が出たので慌ててシャットダウンしました。再起動してもWindowsは開かず、死にました。全てのプログラムが消えました。大して重要なデータは残ってなかったがメール・アドレス・リストを失ったので困った。新しいパソコンを買ったり、自分の新しいアカントを取ったりで2週間くらいは音信不通でした。そう言う時にメールしてくる、間が悪い友達が必ず居るものです。
 9月に入って友達から「着いたよ」と電話があり、僕は???。メールでマドリッド行を知らせたようですが、僕はメールを読めなかった。度々来る飲み友達なので、じゃ、ヴァジャドリで旨いワインを飲むか、となりました。前回は寂しい町だと書きましたが、着いて
びっくり。祭りの最終日とかで、マヨール広場は人で溢れかえり、ロック・コンサートをやってました。写真を添付しましたが、頭に角を付けた女の子のグループが居たので撮りました。中央の尼さんの仮装をしている黒服の子が握っているのは「おちんちん」のぬいぐるみです。一晩して翌日はワイナリーへ行きました。友達はブドウ狩りを見たかったのですが、3月に霜が降りたせいで今秋は10月にのびたそうです。しかし、ワイナリー見学コースが3時間!にはエー!でした。イノシシやシカの放し飼いの林の間にブドウ園があるのです。ヤレヤレ、でやっと酒蔵見学までたどり着き、待望の試飲の時は腹ペコでした。試飲のあとは、予約しておいたワイナリー付属のレストランでイノシシのカルパッチョ(刺身)を食べました。舌の上でトロ~と溶けるほど柔らかかった。定番の仔羊の丸焼きも現地証明付きで最高の味でした、ワインはもう、天国へ昇る味だった。写真の「飾り窓」は40年くらいまではアムステルダムの飾り窓のように娼婦が居たのです。ヴァジャドリは坊主が多いのです。
 こんな訳で僕のメール・アドレスが新しくなりました。「3年9組ホームページ」の「みんなの掲示板」に「ヤマダ、新アドレスを頼む」と書いてくれたら折り返しメールしますので、宜しくお願いします。

2010/08/14
  セゴビアの続き
【 ローマ水道橋 】
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【 セゴビアの城・アルカサル 】
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【 ペドラサのマヨール広場1 】
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【 ペドラサのマヨール広場2 】
クリックすると拡大します
 またセゴビアへ行ったので、水道橋と城の写真を撮ってきました。よくスペインへ遊びに来る友人が東京の蒸し暑さに辟易して逃げて来ました。ソイツが真冬のセゴビアしか知らないと言うので、じゃ、と車を転がしました。ヴァカンスの平日なので高速はガラガラで1時間足らずで着いてしまった(パトカーもヴァカンスだった)。たまたま、木曜日だったのでマヨール広場の市でトマトやナスやサヤインゲンなど、我が家の野菜の買出しもしてしまった。オレが買い物している間、友人は「涼しい涼しい」と日陰で両腕をさすっていました。昼飯は「ヤッパ、豚か羊だろう」と言うことになりましたが、オレはこの間セゴビアで食べたばかりなので、ペドラサへ足を延ばすことにしました。30キロくらいさらに北上したちっぽけな村です。石造りの平屋がまだ並ぶ寒村なので10分もあれば端から端まで歩いてしまう。オレが、旨い!と唸った子羊の丸焼きはパン屋がパンを焼いた後の薪の残り火で焼いたものだった。ここのは未だに薪のオーブンで子羊を丸焼きにするので皮はパリツ、肉はジューシー。そうそう、翌朝の小便がほのかな羊のニオイだったら本物の乳羊で、鼻を摘むようなニオイだったらラムです。体は正直ですね。皆も残暑を乗り切ろう!

2010/08/04
  涼しいセゴビア
 8月に入り、関東はムシムシ暑さと聞きますが、初老のクラスメートの皆さんはバテてませんか? マドリードは連日40度の”熱さ”なので、ちょっとセゴビアへ涼を求めながら夏バテ回復も兼ねて、名物料理・仔豚の丸焼きを食べに行きました。日本ではウナギが夏バテ回復の定番ですが、スペインではガスパッチョでしょう。完熟トマトと野菜のスープですがバージンオイルとワインヴィエガーがたっぷり入った冷たいジュースみたいなものです。ニンニクが利いています。  セゴビアはマドリードから北へ100キロくらいで、方向としては前回書いたヴァジャドリと同じです。1800メートルのスキー場のふもとなので涼しい。観光としてはローマ水道橋と白雪姫のモデルとなった城(アルカサール)ですが、今回は食べに行っただけなので撮り忘れた。ど~せ、また行くのでその時にでも撮ってきます。  写真は市内の中心広場にそびえる大聖堂、その前に木曜日だけの市場がたっていたのです。バテ回復なので仔豚だけではなく子羊の丸焼きも食べました。写真は子羊です。昨日、我が家の庭でパエジャを作った写真で、皿にのっているがガスパッチョです。
 左:【 セゴビアの大聖堂 】/中:【 子羊の丸焼き 】/右:【 ガスパッチョとパエジャ 】
#19-1 #19-2 #19-3

2010/07/17
  ヴァジャドリ ( Valladolid )
  ヴァジャドリに行きました。マドリードを200キロ北上したところにある古都です。カスティージャ王国の首都だったが今はカスティージャ・レオン州の州都で、旧さではトレドに負けるがマドリードには勝る。正統なスペイン語を話す土地としても知られている。現代っ子たちはスペインの名物米料理「Paella」を「パエジャ」と発音する。日本のメディアはいまだに「パエリャ」と書いてるが、マドリードのレストランで「パエリャ」と言ったって「パエジャのことか」と問われるのがおちだ。いまだに正統派スペイン語が100年昔のスペインように使われていると思い込んでいるメディアには困ったものだ。そのヴァジャドリで「パエリャ」って言ったって、その土地ではパエジャは食べない。広大なメセタでは子羊を焼いて食べる。マトンではなく、生後まもない乳歯が生える前の子羊だ。これに関しては、ヴァジャドリの人間はうるさい。この焼いた子羊にはワインが欠かせない。日本ではリオハ・ワインが知られているが、スペインの誰もが絶賛するのがリベラ・デ・ドゥエロ・ワイン(オレがクラス会へ持ち込んだワイン)で、このヴァジャドリで造られる。厳選されたリベラ・デ・ドゥエロは一本、安いのでも2万円はする。
  市内はやたらと教会や修道院が目に付いて人がめっぽう少なく、中心地・マヨール広場は閑散としている。そこのテラスで寂しくビールを飲んでると、ルノーの自動車工場とミシュランのタイヤ工場だけに支えられたこのヴァジャドリが日本の行く末とダブってしまう。カオスのマドリードと比べると「シャッター銀座」ですなぁ。ここで生まれて死んでくヴァジャドリっ子には悪いが、退屈きわまる街なのでひと月住んだだけでも単調さにうんざりすると思う。もう一枚の写真は中心地の建物の合間から見た大聖堂の鐘つき塔で、上に立つのは巨大なマリア像です。僕は時々足を延ばすが日本から旅行に来て、わざわざ行くようなところじゃないです。最後に一言、100年前に通用した正統スペイン語では「ヴァリャドリ」です。
  左:〔マヨール広場 〕/右:〔 大聖堂 〕
#18-1 #18-2

2010/07/14
  Wサッカーその5
  きのうのマドリードは「勝利の陶酔」でした。地方から祝杯に駆けつけたスペイン人たちも含めて100万人を超えました。写真はマドリードの銀座通りで、選手のバスが人垣で埋まるほどです。別の写真は夜の歓迎フェスタですが、川の右側がステージで左側が観衆です。会場はパンク寸前で、TVで「もう入れないので行かないように!TVで観てください」と呼びかけるほどで、マドリードの都市機能は止まってしまった。僕のスペイン生活でこんなに喜んだ顔をした国民は初めてです。いかに「チャンピオン」を夢見ていたかが現地にいると伝わってきます。さて、これでサッカーの話は一段落です。先週のマドリードはシロッコに覆われて、オーブンの中に居るような熱気で夜も眠れなかった。Wカップ嵐のあとは40度の真夏が待ってますが、幸い、8月はヴァカンス!
  二見先生、3年9組のクラスメートの皆さん、暑中お見舞い申し上げます。 ヤマダトミオ
  左:【 王者の凱旋パレード 】/中:【 祭りも真っ赤に盛り上がった 】/右:【 やっぱり出た空軍機 】
#17-1 #17-2 #17-3

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